
※この記事は、お金・投資についての個人の体験と考え方をまとめたものです。
あくまで投資は自己判断・自己責任でお願いします。
このブログの前提条件やスタンスについては、こちらにまとめています。
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借金/生活防衛費/家計管理
投資の話になると、
「早く始めた方がいい」「今すぐやらないと損」
そんな言葉をよく目にします。
でも、最初にこれだけは伝えたいです。
投資は、今すぐやらなきゃいけないものではありません。
この記事では、
投資を始める前に必ず確認してほしい
3つの土台について整理します。
投資は「今すぐやらなきゃいけないもの」じゃない

まず大前提の話です。
投資をしない=遅れている
投資をしていない=ダメ
そんなことはありません。
やらない判断も立派な判断
- 今は余裕がない
- 不安が強い
- 他に優先したいことがある
こうした理由で
「今はやらない」と判断するのは、
逃げではなく判断です。
投資は、
生活を守った“その先”で考えるもの
無理に始めると、
不安が増えるだけになることもあります。
① 住宅ローン以外の借金はないか

最初に確認してほしいのが、借金です。
金利は「確定コスト」
投資のリターンは、
- 増えるかもしれない
- 減るかもしれない
という 不確定なもの です。
一方、借金の金利は、
- ほぼ確実に
- 毎月
- 必ず支払う
確定したマイナスです。
特に、
- クレジット残高
- リボ払い
- 高金利のローン
がある場合、
投資より先に減らす価値があります。
住宅ローンも「なければない方がいい」
ここで誤解してほしくないのは、
住宅ローンは一概に悪ではありません。
- 金利が低い
- 生活の基盤になる
という側面もあります。
ただし、
住宅ローンも
なければない方がいい
のは事実です。
「投資しているから大丈夫」と考えず、
負債は少ないほど身軽という視点は、
持っておいて損はありません。
② 生活防衛費は確保できているか

次に大切なのが、生活防衛費です。
投資より先に守るお金
生活防衛費とは、
- 病気
- ケガ
- 失業
- 急な出費
があっても、
生活を崩さずに済むためのお金です。
大事なのは、
投資に回したお金を
すぐ使わなくて済む状態かどうか
ここができていないと、値下がりが怖くなり、
冷静な判断ができなくなります。
正確な金額は人によって異なりますが、
会社員の方は最低でも、
- 生活費の3〜6か月分
は用意しておきましょう。
③ 最低限の家計管理はできているか

最後は、家計管理です。
完璧じゃなくていい
ここで言う家計管理は、
- 家計簿を細かくつける
- 1円単位で管理する
という話ではありません。
最低限でOKです。
- 毎月いくら入ってきて
- だいたいいくら出ていくか
この 大まかな流れ が分かっていれば十分です。
自分のお金の流れが分からないまま投資をすると、
不安だけが先に立ってしまいます。
3つそろっていなくても大丈夫な理由

ここまで読んで、
「全部そろっていない…」
と感じた人もいるかもしれません。
でも、安心してください。
順番を知ることが大事
この3つは、
- 一気に完璧にする必要はない
- 同時進行でもいい
大事なのは、
順番を知っていること
です。
- 借金を把握する
- 生活防衛費を意識する
- 家計の流れを知る
これができていれば、
投資を始めるかどうかを
自分で判断できる状態になります。
まとめ|投資は「整ってから」でいい

投資は、
- 焦って始めるものでも
- 誰かに勧められてやるものでもありません。
生活を守り、
心に余裕ができてからで大丈夫です。
次の記事で話すこと

ここまでで、
「投資って、思っていたより身近かも」
そう感じた人もいるかもしれません。
次の記事では、
投資の入口としてよく名前が出てくる制度について、
できるだけやさしく整理します。
👉 次の記事:NISAって何?初心者が最初に知るべきポイントだけ


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